世界でも名高い仏ワイン生産者組合ブルゴーニュ・ジュラ地方連盟と連携し、
広島県の日本酒ブランド化加速へ!

これらの取り組みで、フランス国内で徐々に販売チャネルが整い、広島県産日本酒がフランスへの日本酒輸出額の約6%程度を占め、また、現地では日本酒と言えば広島県という評価を頂くようになってきました。
こうした中、本場フランスのドメーヌで国内ワイン生産の13%を占め、ソムリエや消費者にも高く評価されている独立系ワイン生産者組合ブルゴーニュ・ジュラ地方連盟の存在を知りました。同連盟は、広島県の日本酒造りと同様、醸造においても造りの考え方や姿勢が似通っており、醸造の技術面をはじめ、テロワール(AOCなど)についても学ぶことができることなどから、同連盟との関係構築を進めることになりました。
度重なる協議を経て、2020年3月13日、広島県庁において、同連盟との間で基本合意書を締結する運びとなりました。当日は、新型コロナウイルスの感染拡大下ではありましたが、同連盟から締結を予定どおり実現し、速やかに取組みを進めたいとの強い意向もあったことから、十分な感染予防対策を双方で行った上で締結式を実施することになりました。
基本合意書には、「日本酒とワインのブランド戦略・酒類造り等ノウハウの相互提供」、「両地域を足掛かりとした認知度向上・販路拡大の連携協力」などが盛り込まれ、広島県の湯﨑英彦(ゆざきひでひこ)知事は「世界的なブランドであるブルゴーニュ・ジュラ地方の経験や知見を学びつつ、広島県の日本酒が世界的な知名度を上げる足がかりにしたい」と意気込みを語りました。
同連盟のヴァージニ・プティ代表は、広島県の日本酒の第一印象を「フィネス(繊細)」と評価されるとともに、「双方には優れた技術の伝承と、品質の追及という共通点がある」と期待を述べられました。
広島県では、同連盟を今後のブランド化に向けての心強いパートナーとして、広島県産日本酒のブランド化を一層加速して参りたいと考えております。
(記事:clair paris 2020/6/18 広島県商工労働局海外ビジネス課 一般財団法人 自治体国際化協会 パリ事務所)

広島県県庁の協力体制について

<2020年3月以降の実施内容>

1. 3月の広島県訪問および協定の実施、記者発表の成功
2. 新しい輸入業者ATY Japanを誘導し、同社との連携による日本での販売サポート(シャトーエトワール、ドメーヌベッソン、ドメーヌスールマンがこの協定により日本市場での販売が実現。

<2020年今後のプロモーション内容>

1. 12月15日から25日で三越でのイベント
内容:ブルゴーニュ・ジュラ独立系生産者連盟との協定記念、
日本初上陸のワイン即売会
同連盟の知名度およびブランド力の向上のために
・動画提供
・連盟ロゴ掲示の印刷許可
・同連盟のワインを販売する店頭で掲示するロゴ印刷の許可
・ロゴポスターの送付
・関係各所の(広島県庁ロゴ、日本酒ブランド促進協議会ロゴ、広島県食のブランド、ATY Japan等)とのコラボレーションを積極的に展開店にアピールし、情報発信

2. 広島県の名産品として今後、積極的な販売が予想される高級和牛榊山牛を引き立てる、上質な赤ワインとしてドメーヌスールマンの1級ワインのペア展開

<2021年3月渡仏時の共同プロモーションイベント>

1.ブルゴーニュ・ジュラ地方の唯一のMOFソムリエであるフィリップ・トルサール氏による日本酒×ワインの特別晩餐会
:3月12日(金)
広島の日本酒×ブルゴーニュジュラワイン
場所:ホテルレストラン レコダリー(星付きレストラン)

2.広島を代表する勇崎シェフとブルゴーニュを代表するフランス人
シェフ、そしてMOFソムリエのトリプル競演による特別晩餐会
:3月15日(月)
広島の日本酒×ブルゴーニュジュラワイン
福山市のルミロワールの中山シェフが副代表
場所:オーベルジュドシャーム(星付きレストラン)